島武意海岸 穴澗の冒険!


e0338196_10150686.jpg



e0338196_10150614.jpg



e0338196_10150638.jpg



それは今から15年位前の9月か10月の日のことです。


オイラは会社の同僚や取引業者の方たちを巻き込み釣りクラブを編成していました。


愛読書は『北海道の釣り』で大切な情報源でした、そのなかに斎藤豊さんがチャリンコで、釣りとキャンプをしながら北海道を一周する旅の話が連載されておりました、オイラは斎藤さんの連載をいつも楽しみによんでいました。


その記事の一つに積丹の島武意海岸、穴澗での釣りのお話がありました、それは登り下りの獣道をリュックを背負い40分ほど歩き、約100メートルほどの、つづら折の崖を、草や蔓に掴まりながら汗だくになってたどり着く釣り場で、めったに人が入らなく、ソイやアブラコの大物を手にする事の出来る、まさに秘境の釣り場・・・・オイラは何度も読み返し、『野郎ドモ』を巻添えにする計画を着々と練っておりました・・・・・


一番の子分はスンナリOKするだろ! だけどせっかくの秘境??手下は多いほうが良いに決まってます(≧▽≦) あとの奴等はと言うと・・・嫌々クラブに入れられ独裁者に支配されて引きずり廻されている感覚??? オイラはあーでもない、こーでもない!っと説得(騙して)してなんとか5人の手下を引き連れて行く事になりました。


天気 よ~ぉ~し!波 よ~ぉ~し! 風も よ~ぉ~し! 


その日は定休日の水曜日、翌日は仕事なので、夕まづめから襲撃し21時か22時には退却の作戦をたてました、14時か15時頃に島武意の駐車場に到着、各人装備点検!


 『いくどぉ~!!』


 の合図でシララ姫の小道を山賊の行進開始?です・・・登り下りを ・・・


エッサ!ホイサ!・・・中間地点の出岬灯台をすぎ・・・右手の崖の降り口を探します・・・・・・・


ここだ! 見つけました! 深い藪の奥にまさに獣道! 野郎ドモは声を揃えて ・・・


『降りれるの???』 ・・・・・・・ ・・・・・・




・・・・・『ぉ降りれる!! ついてこおぉぉぉぉ~い!!』 


急な崖を草や、草の根、蔓や、漆?!


『おい!これ漆だぞ!さわんなよっ!』 


などと騒ぎながら降ります、途中掴んでいた草や、根が切れて滑り落ちて、下の者をなぎ倒し 


『てめーぇ−!!』  『ギャハハハハァ−』 


などとまさに山賊”(遠足)モードですね。


くねくねと降りて、藪を掻き分け、着いたそこは!ゴロゴロとした大岩や、尖がった岩などが広がる、穴澗の海岸です! 


『野郎ドモ!一休みするべ!』  


皆 泥んこで、汗がデロデロでした、オイラは何処に陣地構築するか密かに探し、・・・!!


みィ~つけた! その場所はまさに プチ襟裳岬!良さげぢゃなぁ~い 


『オイラここネッ(*^o^*)』  そこはせいぜい2人の場所・・・そこで!


『もう一人入れるぞぉ!だれか来る??』 ・・ 


『ぉ俺行きます!!』 ○木が名乗りをあげました! あとのやつらはオイラが


『あの辺も良さそうだなぁ~』


 ・・っと指差した所を一斉に見て・・俺らはあそこに陣地をはります!・・・  


その場所は比較的足場が良さそうで、左手がドン深の湾洞になってます、・・・・・


ぢゃあ気ィーつけてなぁ!それぞれつり場に向かいました。


プチ襟裳岬はと言うと、右手がドン深湾洞先端には飛び根、隠れ根有り左手にが走っており、その先は昆布原になってます。


○木に攻撃ポイントを言い戦闘準備にかかります、明るいうちは岩虫で遠投です、撃破したのは、30~位のアブやホッケばかり・・・そして暗くなり始めて武器をイカゴロカツオに切り替え、一本を右の湾洞にチョィ投げ、一本を先端隠れ根付近、そして左の昆布原にもう一本、・・・先ずは湾洞の竿尻が激しい鈴の音と共に跳ね上がり竿先のギョギョライトがブルンブルン震えています、すかさず合せをくれて32センチ位のハチガラを仕留めました、ハチの最高記録でした!(未だにそれを超えるのは釣ってません。゜(T^T)゜。)


すぐに同じ所に打ち返すと又あたり!!しかし根にもぐられ、結局ラインブレイク・・・


その後は根掛かりのラッシュ!!捨て錘仕掛けにもかかわらず、魚に潜られてなかなか取り込めません・・・かなりの荒根のようでした、又先端の竿にも中型のクロソイガヤが程よく撃破されています、 


そして・・・ 


右の昆布原の竿の餌交換をして、やや中投げぎみ?に投げ入れて、糸ふけを取るのにリールを巻いていると・・・? 


誰かとお祭り?


 竿が右に、ひったくられてグイグイ引っ張られます??? おかしいなぁ~? 誰もいるはずないよな?・・・うぅぅぅん?何だぁ~? 


『敵襲ー!』


 必死に応戦です! やがて水面をバシャバシャと黒い物体が近づいてきました


『おおぉ!!ソイぢゃあーーぁ』 


タモ なんて物は持っちゃあーいません! 


『どうするべ?』 手前には溝を構成しているハエ根が在ります・・


『いちかばちかだぁ~!((>д<))』 


ごぼうぬきしたその時・・・魚が最後のあがき・・・


スポーっと竿が軽くなり・・・


デカソイが岩の上でバタバタしています! もう少しで海にお帰りに・・・


あわてて竿をほうりなげ、ソイを安全そうな所に放り投げ、なんとか!?


”撃破”


しばらく呆然・・・すると○木がまじまじとソイみつめながら一言・・・


『おしかったなぁ・・・』 


?????ドーユー意味?? 


この時のクロソイは43センチ位だったかなぁ?! 未だにこれ以上のソイは釣ってません・・・(´・ω・`) 


そんなこんなで、あっという間に携帯ラジオが9時を(当時携帯電話は普及してませんでした)伝え、退却の頃合です、トランシーバーで湾洞の対岸に退却指令を出し、崖下で合流して、戦果の報告を始めました。


○田が40センチ位のシマソイを頭にソイ・ガヤとそれなりに結果を出しており、他の野郎ドモも真面目に戦った者共は、まずまずと言う結果でした、ほぼ”ボ” ってのもいましたが・・・


そしていよいよ崖登りです・・・・






・・・・・・・






上がり口何処??


 


そーなんです!何処から降りて来たのか?まるでワカラナイ?!・・・真っ暗な中キャップライトの灯を頼りに、登れそうな所を上がるも行き着く所は岩肌剥き出しの絶壁・・・・


駄目だ戻れ! そんな事を繰り返している時、○木が 


『朝まで待ちましょう!!』      一同・・・・・・・


オイラ・・・『明日仕事だべ!』 ダメダ! 


すると○田が 


『俺こっち行って見ます!』 っと登っていきました、一同疲れきっていたので  


『頼む』


やつは暗闇の藪の中に消えて行きました・・・  ・・・ ・・・ 


『ドーダ−??』


 ・・・返事が無い?!・・・・


一同顔を見合わせて・・・・・・??? 


『ドースル?? 後追う??』 ・・・・・ 


ガサガサ !!


『駄目でした!』 ○田無事?帰還! オイラは、しばらく崖下を眺めながらうろついていると ・ ・ 




?? おやっ?ギョギョライト! 




そこにはすでに灯を失ったギョギョライトが! その先にも! その先にも! 


『野郎ぅどもぉーこっちだあああぁ!!』 


そうなんです何時か誰かが、この場所をおとずれた時、帰りの上がり口を見失わないように、ギョギョライトを誘導灯にしていたのです! 


恐れ入りましたw川・o・川w 


そうしてようやく、一同真っ暗な、藪に覆われた崖のぼりを始めたのですが、非常にキツイ! そして滑る滑る!上の者が滑り下の者をなぎ倒す!そんな事を繰り返しながら少しづつ登っていると ・ ・ ・


 ガサガサー!!


??


『なっ!なんかいるっ”!!』 


『うわ−あああ!!』 


『なんじゃあああ?』 


何者かが足元を・・・・・


あれはいったい・・・・ナンダッタンダロウ?? 


崖を登り終えて皆口々に『あれは”蛇”だ!』 


いや『もっとデカカッタ!』『狐だ』 


いや『ツチノコだ!』 


などとほざきながら駐車場にたどり着いたのは深夜0時頃・・・




次の日の仕事は皆死んでました。


その後も何度もこの場所をおとづれましたが、ナオ・ソーヤ一番の家来は全参加!あとのやつらは、・・・・・


簡単には騙されなくなりました。                




                                   おわり





by ssc-nao | 2008-07-23 18:01 | Comments(0)
<< 夏の夜は・ ・ ・ 積丹の釣り場(神恵内村 西の河原) >>